絶望の大国、中国の真実

絶望の大国、中国の真実―日本人は、中国人のことを何も分かっていない! (WAC BUNKO)

絶望の大国、中国の真実―日本人は、中国人のことを何も分かっていない! (WAC BUNKO)

それにしても凄いタイトルだ。
出版元は「悪名高い」WAC社。
以前サヨクの今津ひさみさんがブログで石平氏の『中国大虐殺史』を取り上げヘイトスピーチだと糾弾していた(^_^;)
中国大虐殺史ーなぜ中国人は人殺しが好きなのか

中国大虐殺史ーなぜ中国人は人殺しが好きなのか

そして名うてのチャイナリスク論者で憂国忌世話人宮崎正弘さん。。
なんだけど、宮崎さんってすごい支那通なんだよねえ。
石平さんも書いているけど、たぶん日本一の支那通評論家だと思われる。
北京語を自在に操れるだけでなく中国全省を踏破する行動力。それでいて読書家で毎日のようにメマガ執筆。すげえ。
稚拙な反中言動が大嫌いなソエジー先生もこの2人には一目置いていて、是非対談したいとか言っていた。
宮崎さんって反中共だし、我利我利亡者の中国人を嫌っているけど、どこかユーモラスな批判なんだ。
いつかメマガで”中国人の殆どは素朴な農民なのだけど支配者が酷すぎる”と書かれていた。
理念的な反中厨とは違うんだよな。
それは石平さんも同じで、中共および現在の中国人を厳しく糾弾するけれど、最後には愛情を感じる。

ボクは中国の経済が潰れてくれることを期待しているんです。潰れれば中国人もそういう意味で反省するんです。政治体制に対する反省と、自分たちの生き方に対する反省。この社会はほんとうにこれでいいのかという反省です。[p181]

本物の哲学や文学をつくるためには、一度中国人が決定的にショックを受けて、経済が潰れていまの体制も全部潰れたうえで、一からすべてが始まることにならなければならない。[p208]

これが石平さんの本音だろう。
石平さんの本に憎悪しか感じられない人ってのは、サヨクイデオロギーに毒されて深い読みができない人なんじゃないかな。
 
さて、内容的には正直漏れのような反中本を読み込んだ(笑)香具師には既知のことも多かったけれど、逆に言えばより圧縮した本だった。

ちょっと悪い冗談で悪い表現になるんですけど、日本が貢ぐ女であれば中国は傷つきやすい女。ちょっとしたことで自分たちは傷つけられたという心理状態。[p264]

中国人=Vulnerable論を読んだのは岡田英弘先生の本だったか。
 
http://miyazaki.xii.jp/

http://www.seki-hei.com/

 
追記)
どうでもいいけど、今津ひとみさんってどうなっちゃったんだろう?
この人頻繁にブログを移転させるうえにプロフィールを隠したり公開したりでフォローするの大変なんだよね。
以前は『嫌韓流』の嘘を暴くとかなんとか言ってたくせに殆どまともに反論できないまま移転。
だいたいコメント欄は使えないし、言いっぱなしやりっ放しで気がつくと削除されているという、
いま考えればサヨクを悪い具合に拗らせた団塊じいさんだったのかも。。。