朝青龍はなぜ強いのか?

  

朝青龍はなぜ強いのか?―日本人のためのモンゴル学 (WAC BUNKO)

朝青龍はなぜ強いのか?―日本人のためのモンゴル学 (WAC BUNKO)

   
漏れの中国理解は岡田英弘先生に全面的に依っている。
というか、先生の著作を読んだときの衝撃は忘れられない。
まるで濃霧が晴れて青空が覗いたような爽快感だった。
 
で、漏れの心配は、岡田先生の学灯が日本で引き継がれるかどうかということだ。
というのも、岡田先生は日本の無能な東洋史学会で異端として村八分にされ、正当な評価も、正当な研究環境も与えられてこなかったからだ。
だが、(羨ましいことに)先生にはその学問と人間に惚れ込んだ最良の弟子、奥さんがいた!
宮脇淳子先生のこの本は、色物っぽいタイトルにも拘わらず、岡田史学の正統を継ぐ、極めて優れた東アジア論となっている。
超お買い得と言えよう。
ああ、こんな充実した読書は久しぶりでしたよ。
で、ますます朝青龍が好きになりました(´∀`)
  
なお、↓もすばらしい本だった。