日教組、ついに全体集会を開けず

   
漏れはいまは日教組を否定している。しかし「ウヨクが騒ぐので迷惑になるから会場を貸しません」というホテルの態度に憤りを感じる。私企業といえど、日本社会の一員である。社会のエトスを扶養する義務があるはずだ。なのにこの卑屈な態度。これはCSR意識の低さでもある。CSRは環境やら株主開示だけじゃないだろ。
ウヨクもざまみろ日教組と喜んでいる場合ではない。「金儲けのこと以外なにも関心ありません」という態度は同時にウヨク排除の姿勢でもあるのだ。漏れはウヨクサヨクの論争・闘争はあっていいと思うが、そのバトルもリングたる言論表現の場が確保されなくては画餅だ。今回のホテルの態度はその基盤を掘り崩すという意味で看過できない。高裁の意見云々の話ではない。
  
と、原則的な怒りに震えたのであるが、それはそれとして、やっぱり日教組が全体集会を開けない、開けなくても社会が援護してくれない、ところまで落ちぶれたというのはそれなりに感慨深い。戦後日本教育の終わりの始まりだと思う。
一方、朝日毎日東京新聞はヒステリーに陥っているが、おまえら櫻井よし子講演会がサヨクに潰されたときは快哉を叫んでいたよな。そういう無原則なダブスタやってるからこういうときに誰も助けてくれないんだよ。信用無いからな。漏れの持論「馬鹿サヨ=戦後無思想体制派のダブスタが民主制を掘り崩す」の一例だ。だから同情はしない。
  

日教組 全体集会を中止 プリンスホテル 高裁の使用命令拒否
2008年2月2日 朝刊
 
 二日から東京で始まる「教育研究全国集会(教研集会)」の全体集会について日教組は一日、開催中止を決めた。会場となっていたグランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)が一方的に契約を解除、東京高裁が使用を命じる決定をしたにもかかわらず、従わないため。教研集会は一九五一年から開かれているが、五十七回の歴史で初めて全体集会が開けない異例の事態となった。 
 
 教研集会は日教組に所属する教員が、日ごろの教育実践などについて発表し、意見交換をする。日教組側は昨年五月、約二千人が参加する全体集会の会場として、同ホテルと「飛天の間」の使用について契約した。しかし、十一月になってホテル側が、右翼団体による抗議活動の可能性などを理由に契約を一方的に解除した。
 
 日教組の申し立てに基づき東京地裁は会場の使用を認め、東京高裁も先月三十日、ホテル側の抗告を棄却した。
 
 日教組は、契約上は使用開始となるはずだった一日午前にあらためて使用できるようホテルに要請。だがホテル側の姿勢は変わらず、予約していた会場は既に他の団体に貸し出されていたことも分かり、全体集会の開催を断念したという。
 
 集会は四日まで。二日午後から各教科や「生活指導」「教育格差」などのテーマに分かれて行う分科会は、予定通り都内の複数の会場で実施される。
 
 教研集会では過去にも、日本武道館東京体育館などの使用をめぐり裁判となったが、集会の中止に追い込まれたことはなかった。
 
 プリンスホテルの話 集会が実施された場合、大規模な抗議行動により周辺地域が多大な騒音にさらされることが予想され、周辺に迷惑をかける。裁判所の決定は、極めて短時間に、十分な審理のないままなされたもので大変残念だ。
    
URL:http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008020202084400.html