お彼岸とお盆

 
お彼岸とお盆の何が違うのか、どういう関係なのか、長年疑問でした。(^_^;)(調べろよ>俺)
日本的には年4回祖先供養イベントがある。正月もご先祖様イベントに含めたとして。
1回は先祖が来世から現世に戻ってき、3回は戻ってこない、ということらしい。
全部合計すると21日になるっぽい。
今年を例に本来のイベント日を新暦に換算して並べると下記のようになる。
 
・正月    = 01月29日〜31日
・春のお彼岸 = 03月18日〜24日
・お盆    = 08月06日〜09日
・秋のお彼岸 = 09月20日〜26日
 
1年に均等にあるわけじゃなくて春秋遍在なんだね。農閑期だからかな?
でもこうしてみるとやはり仏教行事じゃなくて日本の土俗行事なんだな。
日本の仏教は本当は仏教じゃないという説がまた裏付けられた感じ。
 
【お彼岸】
 
・年2回。春分秋分を中日とした7日間で合計14日。
・祖先の霊を供養する行事。
西方浄土にいる祖先に向かって供養する。
・日本独自。
 
【お盆】
 
・年1回。旧暦7月15日頃。(13日=迎え盆〜16日=送り盆の4日間と捉える場合もあり。 )
・祖先の霊を供養する行事。
・死者が現世に帰ってくる。
盂蘭盆と習合しているが日本独自臭い。
 

お盆(おぼん)は、天保暦(旧暦)7月15日を中心に日本で行なわれる祖先の霊を祀る一連の行事。一般に仏教の行事と認識されているが、仏教の教義ではどうしても説明できない部分も多く、日本在来の民俗行事に仏教行事の盂蘭盆が習合して現在の形が出来たと考えられている。
(中略)
盆の明確な起源は分かっていないが、1年に2度、初春と初秋の満月の日に祖先の霊が子孫のもとを訪れて交流する行事があったが、初春のものが祖霊の年神として神格を強調されて正月の祭事となり、初秋のものが盂蘭盆と習合して、仏教の行事として行なわれるようになったといわれている。日本では8世紀頃には、夏に祖先供養を行うという風習が確立されたと考えられている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E7%9B%86

 
備考)
日本で彼岸に供え物として作られる「ぼたもち」と「おはぎ」は同じもの。
彼岸の頃に咲く牡丹(春)と萩(秋)に由来すると言われる。